2009年パンデミックの正体

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鳥の次に有名な豚インフルエンザ

豚インフルエンザ

 

鳥以外のインフルエンザで有名なのが、豚インフルエンザです。
2009年にメキシコおよびアメリカでヒトの発症が確認され、またたく間に世界的な大流行になりました。
WHO(世界保健機関)がパンデミック(注4)を宣言して、日本でも大きな話題になったのを覚えている方も多いと思います。
このウイルスには豚、鳥、ヒトの遺伝子が含まれていて、当初は豚由来と考えられて豚インフルエンザと呼ばれましたが、現在は新型インフルエンザと呼ばれています(注5)。
2010年8月に終息宣言が出されましたが、2010年1月までの死者数は、世界中で14,000人以上という大規模なものでした(注6)。

 

豚インフルエンザの潜伏期間は1〜2日から数日で、症状は季節性のインフルエンザに似ています。
主な症状は、高熱、頭痛、咳、鼻水、関節痛、下痢、全身の倦怠感など。
慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病、腎臓病、免疫不全等の持病がある方や妊娠中の方は、重症化しやすいとされています。
特に小児の場合は、熱、咳、鼻水が主な症状なので、普通の風邪と見分けがつきにくく、放っておくと急速に肺炎に進んで重症化することがあります。
また、5歳以下の低年齢の小児の場合にはインフルエンザ脳症にも注意が必要です。

 

ここまで聞くと「なんだかこわいわ」と思われるかもしれませんが、豚インフルエンザにはワクチンが完成しています。
これは従来のインフルエンザワクチンに混合されているので、毎年きちんと予防接種を受けていれば、あまり心配する必要はありません。
また、私たちの通常の食生活では、適切に調理・加熱された豚肉や豚肉製品を食べて豚インフルエンザに感染することはないので、安心してくださいね。

 

気をつける点としては、高熱、咳、呼吸困難、下痢や嘔吐などの症状が出たら「風邪かな?」と自己判断せずに医師の診察を受けることです。
特に小児や妊婦さん、高齢者、慢性疾患のある方などは、早めの受診を心がけましょう。

 

(注4) ヒトからヒトにうつる感染症の中で、最も規模が大きいもの。
(注5)WHOの呼称変更により、現在は「新型インフルエンザ(AH1N1)」と呼ばれている。
(注6)ECDC(European Centre for Disease Prevention and Control)の発表では14,286人


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豚インフルエンザ関連ページ

鳥インフルエンザ
家禽(かきん)と呼ばれる、ニワトリ、ウズラ、アヒルなどに主に発生するA型インフルエンザウイルスのことを、鳥インフルエンザといいます。渡り鳥などの野鳥から家禽に感染することが多く、鳥に対する病原性の強さから、高病原性(こうびょうげんせい)と低病原性の2種類に分類されています。
馬インフルエンザ
馬インフルエンザは、馬やロバ、ラバ、シマウマなどのウマ類に発生する、発熱を伴う急性呼吸器疾患です。動物の伝染病の中では特に伝染性が強く、日本では届出伝染病(注7)に指定されています。馬インフルエンザの症状はヒトのインフルエンザに似ていて、40度以上の高熱や激しい咳、大量の鼻汁等が特徴です。
牛インフルエンザ
牛インフルエンザは、正式には牛パラインフルエンザといって、年間を通して牛の間に発生する感染症です。日本を含めて世界各国で発生し、特に牛の長距離輸送や放牧の際に多発します。鼻汁や咳などの飛沫で他の牛に感染し、発熱、呼吸器症状、食欲低下、乳房炎などを起こします。重症化すると肺炎を起こしたり、妊娠中の牛の場合は、まれに流産することもあります。

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