インフルエンザウイルスの変異

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そもそも『抗原』ってなに?

難しいタイトルですよね、すみません。

 

この説明の前に、抗原とは何かの説明が要りますね。

 

抗原とは、皆さんがよく聞く抗体という言葉と関係しています。
「一度かかると抗体ができるから」と聞きますよね。
抗体というのは、簡単にいえば体にウイルスなどの異物が入ったときにできる対抗物質です。
はしかの抗体、水ぼうそうの抗体などそれぞれのウイルスに対して抗体ができます。

 

で、この抗体を作るもとが抗原というものなのです。
つまりインフルエンザの抗原はインフルエンザウイルスです。

 

「抗原連続変異」とは

一度できた抗体とほとんど変わらない構造で変異することです。
構造が組み変わるにはたくさんの遺伝子が関係するのですが、その遺伝子のほんの一種しか変わっていないので、流行の仕方としては小規模なものになります。

 

「抗原不連続変異」とは

抗原連続変異、抗原不連続変異とは?

簡単にいえば全く別物の構造にまで変異することです。
A型の場合、全部で16種類のHAがありますが、人にうつりやすいもの(ヒトインフル)はそのうちの実は3種で、鳥にうつりやすいもの(鳥インフル)が13種です。

 

ここにが登場します。
豚は、ヒトインフルにも鳥インフルにもかかりやすい媒体です。

 

豚にヒトインフルと鳥インフルが同時に感染した場合、(受精卵でいうところの双子ちゃんのようなものでしょうか)、全く別のものに変異し、ほとんどの人が全く免疫を持たないウイルスの新生となります。

 

よって人が感染すると重症化の可能性が高く、大流行に発展するのです。

 

これが数十年に一度のパンデミックの真実なのですね。

 

ウイルスの種類と数』で変異のことを『小分類』と表現しましたが、はっきりと名前を付けられるような名称はなく、出現した年、2009年であれば、『H1N1/09 ウイルス感染』などのような通称で呼ばれています。

 

今後インフルエンザの報道を耳にすることがありましたら、ちょっと気にかけてみてくださいね。


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