猫インフルエンザとその症状

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猫にもインフルエンザがある?その症状とは?

家族同様に可愛がっている猫ちゃん。もし、家族がインフルエンザになってしまったら、一緒に暮らしている猫にもうつってしまうのでしょうか?

 

人間のインフルエンザは猫にも感染する?

猫インフルエンザとはその症状人間に感染するインフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類があります。A型インフルエンザは人間以外にも鳥、馬、豚のインフルエンザがあり、それぞれウイルスを構成する蛋白質の型が違います。そして、人間のインフルエンザウイルスは、人間にしか感染しません。その理由は、他の動物とはDNAが違うから。ウイルスは、同じDNAを持つ細胞でないと入り込むことができないのです。

 

猫には猫特有のインフルエンザがある?

 人間のインフルエンザは猫にうつりません。でも、猫には猫のインフルエンザがあります。ただし、正確に言うと猫特有の上気道疾患であって、H5N1型鳥インフルエンザを除けば、ウイルスによって感染する「インフルエンザ」ではありません。猫インフルエンザという呼び方は俗称(通称)なので、間違えないようにしましょう。

 

 

猫インフルエンザの4つの種類

「猫インフルエンザと呼ばれる病気は、猫がよくかかる、インフルエンザのような上気道疾患の総称です。大きく分けて4つの種類があります。」

 

@猫ウイルス性鼻気管支炎

猫風邪とも呼ばれる疾患で、ネコヘルペスウイルス1型(FHV-1)が原因になって起こる。猫の呼吸器病の中では最も多い病気で、発熱、食欲低下、くしゃみ、鼻水、目やに、よだれといった症状が特徴。ワクチンがあるので、予防接種が推奨されている。

 

A猫呼吸器疾患

猫カリシウイルスが原因になって起こる病気。高熱、くしゃみ、鼻水、よだれといった症状が特徴。症状が長引くと口の中に潰瘍や口内炎ができる。二次感染で肺炎を起こし、死亡する事例もある。

 

B猫ケンネルコフ

気管支敗血症菌が原因で起こる、感染性の気管支炎。猫だけでなく犬、ウサギなど小型の哺乳動物に広く見られ、長期間に渡って病原性を保つことで知られる。

 

C鳥インフルエンザ(H5N1)

インフルエンザA型のひとつ。主に野鳥の間で感染するが、感染力がとても強く、野鳥以外にも人間や犬や豚、そして猫に感染した事例がある。また毒性が非常に高いことでも知られ、致死率が高い。また、このウイルスは感染した動物の体内で進化し、パンデミックを起こす可能性もあり、非常に危険なウイルスと言われている。⇒鳥インフルエンザについてはこちら

 

ネコのインフルエンザ症状

イカタコ水菜のマリネ

ネコインフルエンザと呼ばれているのは、主にウイルス性の呼吸器感染症です。

ネコは人間と同じように咳をしたり、鼻水を出したりするなど風邪に似た症状(猫風邪)が出ることがあります。これは、気管支などの呼吸器にウイルスが感染し、炎症が起きているのです。

 

 ネコの呼吸器に炎症を起こすウイルスの代表的なものは、「ネコカリシウイルス」と「ネコヘルペスウイルス」のふたつ。前者はネコカリシウイルス感染症を引き起こし、後者はネコウイルス性鼻気管支炎を起こします。どちらも同じような感染経路で同じような症状が出現し、治療方法もほぼ同じです。

 

 ネコの呼吸器感染症は外気温が低く、乾燥した冬によく起こります。この季節は人間と同じで、呼吸器に負担がかかりやすいのです。このため、人間の風邪(インフルエンザ)がネコにうつったのか?と勘違いする人もいますが、人間とネコとでは感染するウイルスの型が違うため、相互に感染することはありません。

 

主な症状

・くしゃみ、咳、鼻汁など鼻炎の症状が出る
・よだれを垂らす、舌の表面がただれる、口内炎ができるなど、口内の粘膜に炎症を起こす
・目やにが出る、瞼が腫れるなど、結膜炎や角膜炎、角膜潰瘍の症状が出る
・鼻や唇がただれて潰瘍になり、出血する

 

 このような症状が一つか二つあると、ウイルス感染症と診断されます。
全ての症状が出揃うことはありません。軽い感染症の場合は、一つか二つの症状が見られる程度で、特に治療をしなくても1週間もしないうちに回復することが多いようです。

 

ただし、重症の場合は、発熱が続き、食欲が低下し、元気が消失し、何日間も全く食べなくなる場合もあります。生後間もない小さなネコの場合には死亡するケースも見られます。




猫インフルエンザの感染経路

感染経路

ウイルスを保持したネコとの接触や、くしゃみ・咳で飛び散った飛沫を浴びることで感染します。2〜10日間の潜伏期間の後、症状が出現。ネコカリシウイルス感染症とネコウイルス性鼻気管支炎に立て続けに感染したり、同時感染したりすることもあります。

 

治療方法

ネコのウイルス感染症に有効な特効薬はないので、ネコ自身がウイルスに対抗する免疫を体内で作るのを待つことになります。また、他のウイルスや細菌に二次感染しないように注意を払います。

 

 症状が比較的軽い場合には抗生物質や抗炎症薬を服用させ、症状に応じて点鼻薬や点眼薬を使うと、4〜5日で症状が治まります。一方、症状が重く、食欲がない場合には、注射や点滴で栄養を補給したり抗生物質を投与したりすることもあります。

 

 

猫インフルエンザ予防法

感染の経路を知る

猫には猫特有の様々な感染症があることが分かっています。原因になるウイルスや細菌のほとんどは目に見えません。外に出て活動することが多い猫は、色々な病原体に接する機会も多く、いつどこで、どんな経路で細菌やウイルスに感染するか、予測できません。屋内で生活していて外に出ないネコでも、毛づくろいをしたときに体についた汚れと一緒に病原体をなめてしまうという危険性もあります。

 

普段から体の状態に気を配り、トイレや食器類は常に清潔に保っておきましょう。特に幼い猫や年を取って体力の衰えた猫は病原体への抵抗力が弱くなっているので、病原体に感染すると数日間で命が危険になることもあります。とりわけ、複数の猫や犬を同時に飼っている場合には、1頭が病気になると他の猫にも次々に感染が広がることがあるので、注意しましょう。

 

ワクチンを予防接種する

猫インフルエンザをはじめとした猫の感染症は、ワクチンを適切に接種することで効果的に予防できます。現在、日本では、5つの病気に対応したワクチンの接種が可能です。愛猫の健康のために、必ず定期的にワクチン接種を受けて予防するようにしましょう。

 

@3種混合ワクチン

一番代表的なワクチンです。「ネコウイルス性鼻気管支炎」と、「ネコカリシウイルス感染症」、そして「ネコ伝染性腸炎(ネコ汎白血球減少症とも呼ばれます)」の3つの病気を予防できます。

 

A5種混合ワクチン

@に「猫白血病ウイルス感染症ワクチン」と「ネコクラジミア感染症ワクチン」の二つが追加されます。

 

B7種混合ワクチン

Aに「ネコカリシウイルス感染症ワクチン」が2タイプ分増えます。

 

アメリカでは、1990からネコ伝染性腹膜炎のワクチンが使われており。ネコエイズワクチンも2002年から承認されています。

 

ワクチンの接種方法

一般的に、生後2か月目に1回目のワクチンを接種し、3か月目に2回目を接種します。その後は年に1度の追加接種を受けることで予防効果を維持します。
 ただし、感染症が多く見られる地域や、一度に多くの猫が同じ時期に発病した場合には、その年に生まれた子猫にはさらに1〜2回の追加ワクチン接種が必要になることもありますので、獣医師の指示に従いましょう。

 

 ワクチンを接種しないまま生後3か月以上経ってしまったときや、過去1年以上ワクチン接種を受けていない場合、いつ接種したか分からない場合には、なるべく早めに獣医師に相談し、ワクチンを接種するようにしましょう。

 

 

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