マイコプラズマ肺炎の治療薬

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マイコプラズマ肺炎はどんな薬で治療するのか

マイコプラズマ肺炎とは、「マイコプラズマ」という微生物(菌)に感染することで起こる肺炎です。
肺炎球菌による一般的な肺炎とは違う異型肺炎(非定型肺炎)の代表格として知られます。

 

長く続く頑固な咳と39度前後の発熱が主な症状で、治療には、マクロライド系・テトラサイクリン系・ケトライド系の抗菌薬を使います。
※肺炎球菌が原因の定型肺炎の治療で使用されるペニシリンは非定型肺炎には効果がありません。

 

原因菌をたたく

「抗菌薬」(抗生剤、抗生物質)
マイコプラズマ肺炎に効くのはマクロライド系の抗生剤です。
よく使われるのはクラリス、クラリシッド、リカマイシン、エリスロマイシン、ジスロマックなど。
病原微生物が育つのに必要なタンパク質ができるのを抑え、喉や気管支の炎症を抑えます。

 

ただし、近年、マクロライド系の抗生剤が効かないケースが増え、薬剤耐性のマイコプラズマ肺炎の増加が報告されています。
この場合は数日の時間を置いて別の薬を投与します。
状況に応じてテトラサイクリン系の抗生剤(ミノマイシンなど)やケトライド系の抗菌薬が使われます。

 

※抗生剤が効かなくて七日たっても解熱しないときにはステロイドを使うこともあります。
いずれも副作用があるので、十分な注意が必要です。

 

不快な症状をやわらげる

  1. 咳・・・咳止め薬

    マイコプラズマ肺炎の特徴は乾いた空咳が長く続くことです。空咳が続くと気管支に負担がかかり、炎症を起こしてしまうこともあるので、咳止め薬を使って治療を行います。

  2. 発熱・・・解熱剤

    マイコプラズマ肺炎にかかっても意外に熱が出ないことも多く、37度台で済んだという人もいます。一方で40度近い熱が数日間続いて苦しいという場合もありますので、医師の判断に従って解熱剤を使用します。ただし、4時間から6時間程度の間隔を開けて、適正な量を使用しましょう。

  3. 痰・・・去痰剤

    マイコプラズマ肺炎の場合、一般的な肺炎と違ってあまり痰は出ないと言われていますが、症状に応じて去痰剤を処方されることもあります。痰が詰まると中耳炎や副鼻腔炎を起こすことがあります。

 

※喘鳴・・・気管支拡張剤
抗生物質が効かず、経過が長引いてしまうと、炎症が気管支だけでなく肺胞にまで広がってしまうことがあります。聴診器を当てるとゼイゼイとかゼロゼロというような、痰がからんだ音(喘鳴)が聞こえます。この場合は気管支拡張剤を使って治療します。

 

マイコプラズマ肺炎になったら学校・幼稚園は出席停止?

 

潜伏期間の長さが感染を広げる

マイコプラズマ肺炎の患者は14歳以下が過半数で、小中学校で小規模な流行が長く続くことも珍しくありません。
感染は冬が多いのですが、夏でも発症することがあり、一年中注意が必要になりました。

 

マイコプラズマ肺炎は飛沫感染と接触感染で広がります。
しかも、潜伏期間が2〜4週間と長いので、感染しても発症するまでの間に友人や家族と触れ合うことで感染が少しずつ広がってしまうという現状があります。

 

学校感染症による出席停止

学校保健安全法第19条で「校長は感染症にかかっており、かかっている疑いがあり又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる」と定めています。

 

感染の恐れがなくなるまでは出席停止

学校感染症には第一種から第三種まであります。

  • 第一種はエボラ出血熱やペスト、SARS(重症急性呼吸器症候群)やポリオ(旧性灰白隨縁)、ジフテリア、鳥インフルエンザなど、危険性が特に高い感染症です。
  • 第二種はインフルエンザ、百日咳、麻しん(はしか)、おたふくかぜ、風しん、水ぼうそうなど、飛沫感染するもので、学校で集団感染する危険性の高い感染症です。
  • そして第三種はコレラ、赤痢、チフス、結膜炎などのほか、溶連菌感染症、手足口病、流行性嘔吐下痢症、感染性胃腸炎など、学校の教育活動を通して流行を広げる可能性のある感染症です。

 

マイコプラズマ肺炎はこの第三種に指定されており、出席停止の期間の基準も定められています。

 

■「急性期は出席停止、全身状態が良ければ登校可能」または「病状により、学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで出席停止」■

 

明確な出席停止期間は決められていません。状況次第ということになりますが、目安としては解熱して2日後からは登校可能です。ただし、体力が回復するまでの1週間程度は激しい運動を避けた方がよいでしょう。

 

学校を休む勇気も必要

いつも元気で健康が取り柄のお子さんで、無遅刻無欠席、皆勤賞をもらえそうなお子さんの場合には、多少の無理をしてでも学校に行きたいと言うでしょうし、親としても行かせてあげたくなります。
でも、「出席停止」というのは「学校に来てはいけません」という状態なのだということをお子さんにもよく話して、医師の了解が出るまでは登校をさせないようにしましょう。
いつもは「学校は休まないで行きなさい」と言っていても、ときには子どもを休ませる勇気を持つことも大切です。


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