豚インフルエンザの感染調査について

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豚インフルエンザのサーベイランス

インフルエンザウイルスは人の呼吸器組織表面に付着すると、受容体を通して細胞内に侵入し、細胞内で増殖します。この受容体は種特異性があり、鳥インフルエンザウイルスは鳥にしか感染しませんし、人インフルエンザウイルスは人にしか感染しません。

 

しかし、豚は鳥や人と同じ受容体も持っているので、豚インフルエンザウイルスだけでなく、鳥インフルエンザウイルスや人インフルエンザウイルスにも感染します。
実際、インフルエンザウイルスは他種のインフルエンザと交雑することが分かっており、1971年に豚の体内で豚インフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスの交雑ウイルスに成功しています。

 

豚インフルエンザのサーベイランス

インフルエンザウイルスは宿主となる動物の分類以外に構成タンパク質による分類と赤血球凝集素と糖タンパクに対する抗原性の違いから複数の亜型に分類されます。

 

構成タンパクによる分類がA型、B型、C型です。C型インフルエンザウイルスの遺伝子はほとんど変化しないので、一度感染すると免疫は一生持続する。
乳幼児期に感染するが症状が現れることはほとんどありません。

 

B型インフルエンザも比較的安定で、免疫も持続します。
しかし小規模でながら、毎年どこかで流行します。

 

A型インフルエンザは鳥インフルエンザウイルスだったものが、亜型の1部が人に感染するようになり、人にも広がりました。

 

人に対する感染性を得た場合には、大流行を起こす可能性を持っていることと、高い病原性を発現する可能性があるので、各国の保健衛生研究所は、インフルエンザを常に監視しています。





サーベイランス

豚インフルエンザのサーベイランス

他の分類法としては流行時に感染した人から培養した株を最初に分離した場所による分類であります。

サーベイランスとは保健衛生研究所による監視体制のことです。

 

日本では毎月監視結果の報告を公開しています。ブタインフルエンザウイルスに関するサーベイランスも実施しています。
管轄は農林水産省で、豚でインフルエンザウイルスを検出した場合は、その亜型まで明らかにして、報告する義務があります。

 

日本では日本国内だけではなく、ベトナムなどの東南アジア地方のサーベイランスにも協力を行っています。

 

WHO(世界保健機関)は各国のサーベイランス情報を収集し、公開しています。

 

2013年2にH7N9型トリインフルエンザウイルスを中国で初めて検出した際にも各国に情報が伝わりました。人への感染は135名で、死亡例は45人でしたが、人から人への感染は非常に弱く、10月には感染患者はほとんど見つかっていません。