豚インフルエンザの原因と症状

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豚インフルエンザの原因と症状

豚

豚インフルエンザの原因には2種類あります。
豚インフルエンザウイルス(オルトミクソウイルス科A型インフルエンザウイルス)が豚に感染した場合ヒトあるいは鳥のA型インフルエンザが豚に感染した場合の2種類です。

 

豚インフルエンザはA型インフルエンザですが、人インフルエンザと同じ亜型があります。
H1N1、H1N2、H3N2、H3N1の4種類を確認していますが、最近、豚から検出したウイルスの亜型はH1N1型がほとんどです。

 

豚インフルエンザに豚が感染すると、発熱による元気消失や食欲不振などのほか、鼻汁や咳などの風邪のような症状を示します。

 

豚は感染しても、死ぬことはまれであり、通常は1週間程度で回復しますが、この際に注意が必要なのはインフルエンザウイルス以外の細菌による二次感染であり、この感染から生じる呼吸器感染症は慢性化する恐れがあります。





豚はすぐ風邪をひく

豚の気管上皮細胞にトリ型インフルエンザウイルス、ヒト型インフルエンザウイルス双方に対するレセプターが存在するとの報告があります。

 

これは、豚にもトリ型インフルエンザウイルスあるいはヒト型インフルエンザウイルスが感染する可能性があるということです。

 

トリ型インフルエンザウイルスとヒト型インフルエンザウイルスが同時に感染すると、豚の体内でトリ型インフルエンザウイルスとヒト型インフルエンザウイルスが接触し、両方の性質を持ったインフルエンザウイルスになる可能性はあります。

 

発熱で苦しむ様子

 

インフルエンザウイルスは空気感染することから、飼養する場合には野鳥や渡り鳥との接触は避けるべきですが、野生のイノシシに関しては理論的には豚と同じでも鳥インフルエンザウイルスの感染報告はないようなので、豚がインフルエンザに感染するのはなかなか稀なことなのですね。

 

それでも、農林水産省では「国内飼養豚におけるA型インフルエンザウイルスの保有状況に関する サーベイランスの実施について」にもとづき、呼吸器症状を示した豚にはインフルエンザウイルス検査を行っています。

 

平成17年から21年度では検査実施頭数は200頭前後、平成22年〜25年度では100頭前後で推移しています。
そして、陽性例は平成24年の最高6頭で数頭前後が陽性となっているだけです。

 

ちなみに、豚インフルエンザウイルスが国内の飼養豚から見つかっても、高病原性鳥インフルエンザの場合とは異なり、殺処分な防疫措置は行いません。
これは現在のところ見つかっているウイルスが低病原性のためです。

 

豚に注意
ただし、高病原性鳥インフルエンザや強毒性への変異が確認している「H5亜型またはH7亜型鳥インフルエンザウイルス」を豚から検出した場合は、法律に従い、殺処分を含む防疫処置を取ることが決まっています。

 

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