ワクチンの種類について

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生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3種類の違い

ワクチンの種類について

小さなお子様をお持ちの方は特に接する機会の多い予防接種。たくさんの予防接種を受けなければならないと大変かと思います。その中でも、4週間以上あける必要があったり、1週間後など・・・種類によって違いがあるのはなぜでしょうか?今回は「生ワクチン」「不活化ワクチン」「トキソイド」の3種類の違いについて説明したいと思います。

 

生ワクチンとは

病気を発生させる細菌やウイルスの毒性を弱めた状態のものを接種します。体が対象の病気にかかった時と同様に「免疫」を身につけることを目的としています。要するに自分自身に抵抗力をつけることによって、同じ病気を発症させないようにするのです。

 

実際に免疫が身に付くために1ヶ月程度必要と言われています。当然弱毒化してあったとしても細菌等は生きていますから、体内での増殖が始まると(接種後1週間〜3週間程度)ワクチンの性質に応じた副作用が生じる場合があります。ただし症状は軽い場合がほとんどなので心配する必要はほとんどありません。

 

生ワクチンを使った予防接種
・・・BCG(結核)、麻しん風しん、水痘(みずぼうそう)、おたふく風邪、ロタウイルス、黄熱



不活化ワクチンとは

生ワクチンとは逆で、病気を発生させる細菌やウイルスの毒性を無くし、無毒化した状態のものを接種します。免疫をつけるために必要な成分を取り出しワクチン化たものです。

 

この場合、体内で細菌等が増殖することはないので、2回3回と数回の接種を行うことで免疫がつきます。

 

不活化ワクチンを使った予防接種
・・・四種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)、三種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)、日本脳炎、インフルエンザ、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん、A型肝炎、B型肝炎、不活化ポリオ、狂犬病

 

トキソイドとは

トキソイドという言葉自体あまり耳にしたことがないと思います。場合によっては不活化ワクチンと同じように分類されることもあります。細菌の作り出す毒素(トキシン)を取り出して、免疫を作る能力だけを残し無毒化したものです。厳密に言えば、病原体自体を攻撃する抗体を作るわけではなく、毒素にのみ対抗する抗体を作らせることになるため、ワクチンに含めないと考えられることもあります。

 

トキソイドを使った予防接種
・・・破傷風、ジフテリア

 

ワクチンの種類について

以上が、3種類のワクチンの違いになります。生ワクチンの場合は次の接種まで4週間以上あけ、不活化ワクチンもしくはトキソイドの場合は次の摂取まで1週間以上あけることが決められています。小さなお子様の場合、体調に左右されると思いますのでスケジュールに余裕を持って計画を立てましょう。大人の任意接種の場合も、数種類を摂取するのであれば感覚に注意し、同時接種できるものはまとめて接種するようにするといいですね。